【2021/11/27】
様々な人とのつながりを通して、「人生」を考える。

「人としての在り方」
これが、人を惹きつけます。人を惹きつけ、巻き込み、大きな業火となって世の中を変えていきます。
人と人は、影響力が強い方から弱い方へと影響していきます。これらは私が好きな永松茂久さんが言っていた言葉です。
「人としての在り方」を鍛えていく。すごく抽象的なことを言っていますが、これは割とマジな話。
在り方とは、生き方、その人の「人間としての美意識」とも言えるでしょう。
能力・経験を積むことも大事ですが、同時に「人としての在り方」を鍛える必要があります。
例えばイチローがかっこいい理由は、めちゃくちゃ打つからだけではなく、「当たり前のことを、尋常じゃないくらい続けてきた」ことが性格を通して垣間見えるからではないでしょうか。
「こいつかっこいいわ」と思われる人間になるためには、まずは「自分が納得する自分」を目指してはどうでしょうか。
私もやっと、「自分が納得する自分」を目指すようになりました。
だいぶ遅かったかもしれませんが、気付けただけ良かったと思います。

漫画から分かる人生観

「この世に強い人なんておらん。
強くあろうとする人、おるのはそれだけじゃ。」
お杉おばば
「強い人は、皆優しい。」
沢庵宗彭
バカボンドは私がめちゃめちゃ好きな漫画です。
戦ものの漫画というだけではなく、剣を通して生き、人生を見つめる男の物語でもあります。
そんなバカボンドの言葉に、「強さ」が度々出てきます。強さとは何でしょうか?
作中では、主人公の宮本武蔵が色々な人と関わり、「強さ」を求めて成長していきます。
登場人物のお杉おばばは、「強い人がいるわけではない。強くあろうとする人がいるだけだ。」と語っています。
これは大人になって感じました。能力が高い人はいるけれども、「強い人」はいないんですよね。
「強い人」はいないけれど、日ごろから「強くあろう」とする人間は、少数ながら存在します。
私のバイトの先輩も、その一人でした。
「優しい人になりたいです」そう言った私に先輩が言った言葉が今でも忘れられません。
「優しいやつは、強いやつでもあるんじゃねえの? 優しくてもあまいやつは、結局何も守れないだろ」
包丁で刺された気分です。後になればなるほど、言葉が身に染みて感じるようになりました。
あなたの”敵”とは誰ですか?

【宇宙兄弟】南波六太は出来損ないのニートでした。
一念発起し、宇宙飛行士になることができた六太は上司から「君の敵は誰だ?」と聞かれます。
その時の答えが上記の写真です。
六太「俺の敵はだいたい俺です。宇宙飛行士になる夢を散々否定し、足を引っ張り続けたのは俺自身でした。」
私も最近痛感しています。俺の敵は俺です。否定するのも、肯定するのも自分なんです。
でも、自分の頑張りを一番近くで見てくれているのも自分なんですよね。
結局「俺の敵は俺。でも最大の味方も俺」ってことなんだと思います。
男はみな強くなりたいもの

男はみな強くなりたい生き物です。いい意味であほです。
「実力があり、さらに考え方もしっかりしてる」人が尊敬されるのです。
なおかつ、尊敬される人は失敗・絶望を経験しています。影を知っているからこそ、優しくなれるのでしょう。
尊敬される要素を形成しているのは、「人としての在り方」です。個人の能力よりも、よっぽど大切なもの。
先が見えないこんな時代だからこそ、根本に立ち返って「人としての在り方」を見つめ直しても良いのではないでしょうか。

