オススメ度 ★★★★☆
読みやすさ ★★★★★
面白さ ★★★★☆
20代の生き方の一つを教えてくれる本
第2冊目として、永松茂久さんの「20代を無難に生きるな」です。
永松さんは「人は話し方が9割」など数多くの本を出版しており、本屋に数多く並んでいますね。
みなさんは20代を無難に生きていませんか?
「このままでいいのかな・・・」と思ったなら、一度この本を読むことをオススメします。
人生が良くなるきっかけって、意外なときに出会ったりするものですよ。
さて、この本には沢山の金言があります。
最初は30個抜き出したのですが、そこからえりすぐりの5個にまとめました。
①20代のうちは、そんなにむずかしいテクニックはいらない。それよりも太く、しなやかで、折れない自分の在り方をつくることのほうが、よっぽど後々の役に立つ
②何らかの形で、「あ、俺、終わった」とあきらめそうになったときが、じつは終わりなのではなく、はじまりなのだ
③1人で歩く覚悟を持つ
④人生には成長と成功しかない
⑤まずは「そうなりたい」と願うことですなあ
この5つです。これが今の自分には大きく響きました。
①20代のうちは、そんなにむずかしいテクニックはいらない。それよりも太く、しなやかで、折れない自分の在り方をつくることのほうが、よっぽど後々の役に立つ
これは、20代を生き抜く上での考え方です。
20代は様々なシーンにおいて、世間から新人扱い、もしくは半人前扱いを受けます。
自分の価値観や考え方が根本から変えられるできごとが多く待ち受けますよね。
そんな時、筆者が伝えたいのは、「周りに合わせながら巧妙に生きていこう」という話ではありません。
むしろ逆で、矛盾にあふれた世の中で自分らしくたくましく生き続けてほしいということです。
私自身も、20代は「何ができるか」よりも 素直さ・自分で考える力・周りの人を否定しない力 のほうが必要だと思いました。
どこでも環境に適応できれば、スキルは後で簡単に身に着きます。
②何らかの形で、「あ、俺、終わった」とあきらめそうになったときが、じつは終わりなのではなく、はじまりなのだ
②は、趣味の時間にも書いたとおり、自分自身に絶望した経験があるため選びました。
自分に絶望することはきついです。本当に。
しかし、そのような経験をしたからこそ自ら知識や経験を積もうと考えるようになったのです。
このブログを始めたきっかけも、もとを辿るとバイトでミスをしたからですね。
人に真っ向から否定された時こそ、自分の人生が変わるスタートになるかもしれません。
③1人で歩く覚悟を持つ
③は、言葉の意味のままです。
自分は社会の中の一員であり、家族はいるけれども一人で生きていくという覚悟を持ちます。
特に「自分が責任を負う」という意識を持つことが非常に大切です。
何事も他者・環境に責任を押し付けていては、人からの信頼が得られません。
失敗を自分の責任にしてみて、そこから自分が変えられる場所を見つけましょう。
でも、「一人で歩くってなんかよく分からん」って思いますよね。
私のオススメは、「携帯電話の料金を自分で持つ」ことです。
大学生や社会人ならバイトで賄える金額でしょう。
そんな少しの心がけが、あなたが一人で歩けるようになる【大きな一歩】ですよ。
④人生には成長と成功しかない
④は、私がこの本で最も素敵だなと思った言葉です。
人生が上手くいっているときは「成功期」
人生が上手くいっていないときは「成長期」と捉えます。
これで人生は「成長」と「成功」しかない人生になりますよね。
なんだ、馬鹿らしい。と思うかも知れませんが、これはおおマジです。
失敗をするにしても、結局は「考え方」次第なんですよね。
「考え方」が人を良くも悪くも変えていく根源なんです。
学校では教えてくれない、生きていくうえで必要な「考え方」を身に着けることをオススメします。
⑤まずは「そうなりたい」と願うことですなあ
⑤は、「経営の神様」松下幸之助さんがセミナーで話した言葉です。
「2階に上りたいと心から願う人だけが、はしごの存在を思いつく。
月に行きたいと心から願う人だけが、ロケットの存在を生み出すことができる。
やっぱり大切なのは情熱ですなぁ。情熱さえあれば、方法は後から見つかりますから。」
この言葉に電流が走った人がセミナー会場にいました。それが「考え方」を書いた稲盛和夫さんです。
私も、たまたま選んだこの本に尊敬する稲盛さんが出てきてびっくりしましたね(笑)
まずは、自分がなりたい自分、理想像を思い浮かべることが大事です。
何事もまずはそこから。そして自分が「必ず実現するんだ」と決めたとき、邪魔できる人は誰もいませんよ。
20代は未熟で貴重で不安定
ハッキリ言って、20代は何も知らないあほです。特に大学生はそうでしょう。
そんな何もない今の時期だからこそ、変に考えを固執せず、素直に生きていけばいいのです。
大きな夢を持って、未来に希望があり、それでいて少し馬鹿。
そんな人間になりたいな、とこの本を読んで思いました。