オススメ度 ★★★★☆
読みやすさ ★★★★☆
面白さ ★★★☆☆
「自分自身の軸」をもって、今後の人生を生きる
永松茂久先生の著書「在り方」です。永松茂久さんの24冊目にあたる本になります。
さて、読みやすさですが、「20代を無難に生きるな」よりは少し固い印象がありました。
居酒屋のおっちゃんのノリで読むことができた「20代を無難に生きるな」と比べて、
講演を聞いている印象になったのが今回の「在り方」になります。
そのため、読みやすさ★4判定にしました。
まだ30冊程度しか本を読んでいませんが、永松茂久さん、稲盛和夫さんの本は毎回心を熱くしてくれます。
このお二人の書く本はどれもオススメですよ。
「生き方」ではなく、「在り方」を考える。
コロナ禍もまだ続き、多くの人たちが先の見えない将来を、進まなくてはいけない時代になっています。
こんなときだからこそ、「何よりも頼れるのは自分自身の意思」です。
自分自身の意思とは、自分の基準、すなわち「在り方」という軸になります。
これはみなさんが想像する「生き方」とは少し異なるんですよね。
生き方は、大企業に入りお金持ちになる、教員になって生徒に教える、などの具体的な人生の計画です。
それに対し「在り方」とは、「自分がやると決めたことはやり抜く」「人にどんな時でも優しくする」
などの心持ちなのです。
みんな「生き方」は必ず考えます。
しかし、「在り方」が根底になければ、今後未来の分からない日本の中で路頭に迷うことになってしまいますよ。
“情報過多”と言われる現代。「Aのように考えなさい。いや、これからはBがAに変わる考え方だろう。」というように、
一見まともに見える情報があちらこちらに転がっていますよね。
信じれるものが分からない現代だからこそ、自分自身の芯、「在り方」を信じる必要があるのです。
さあ、「在り方」を考えよう
「在り方」を決めるのは無料でとても簡単です。しかし、効果は本気で何千万円の価値があるのです。
「在り方」を確立することで人間関係・趣味・人付き合い・行動などがすべて変わってきます。まじです。
さて、「在り方」を明確にするために、すべきことが3つあります。
①やらないことを先に決める
②常識の規制は考えずにつくる
③自分が本当になりたい人物像を設定する
そう、自分に素直に考えるんです。本当に心の底から願う自分を考えるのです。
思い浮かばないという人は、「憧れる人」を設定しても大丈夫です。
得てして、憧れられる人は本人が自覚/無自覚に関わらず自分の「在り方」を持っているものです。
脇目もふらず王道を行け
「在り方」を考えたあなたは、もうすでに成功しています。
あとは「在り方」を大切にしていくだけなのです。
最後に一つ、これを読んでくれたあなたは「王道」を突き進んでほしいと思います。
現代は炎上商法や簡単に稼げるセールスなどがちまたにあふれかえっていますね。
一時は注目を集めるでしょう。しかし、根がしっかりしていない枝葉だけ大きくなった木はすぐに枯れてしまいます。
「在り方」を大切にし、人としての根を大きく地面に広げて進むべき道のど真ん中を進みましょう。
大丈夫、今は辛くても必ず周りが付いてきますよ。自分自信を信じてあげてください!